【AWS】EC2とは？

 

EC2とは？

Amazon Elastic Compute Cloud（Amazon EC2）は、Amazon Web Services（AWS）が提供するクラウドコンピューティングサービスの一部である。

EC2は、仮想化されたコンピューティングリソースを提供し、ユーザーがスケーラブルで柔軟なコンピューティング環境を構築できるようにする。以下は、EC2の主な特徴と概念。

仮想サーバーの提供: 

EC2は、仮想マシン（インスタンス）を提供し、ユーザーはこれらのインスタンス上でアプリケーションを実行できる。

インスタンスの選択: 

ユーザーは、異なるタイプや構成のインスタンスを選択できる。これには、コンピューティングリソース、メモリ、ネットワーク性能などが含まれる。

弾力性とスケーラビリティ: 

ユーザーは、必要に応じてインスタンスの数やタイプを変更できる。これにより、需要の変動に対応し、アプリケーションのスケーラビリティを確保できる。

Amazon Machine Images (AMIs): 

AMIは、EC2インスタンスを起動するためのテンプレートであり、オペレーティングシステム、アプリケーション、設定などを含む。

ストレージオプション: 

EC2は、異なる種類のストレージオプションを提供する。これには、一時的なストレージや永続的なブロックストレージ（Amazon EBS）が含まれる。

ネットワーキング: 

EC2は、仮想プライベートクラウド（VPC）内で実行され、ユーザーがネットワーク構成を管理できる。セキュリティグループやネットワークACLなどの機能を使用して、セキュリティを強化できる。

課金体系: 

EC2は、利用したリソースに対して課金される。インスタンスのタイプ、リージョン、実行時間などが課金の要因となる。

EC2を使用することで、ユーザーは物理的なサーバーの管理や運用に関する負担を軽減し、必要に応じてスケーリングできる柔軟なコンピューティング環境を構築できる。

EC2の費用

Amazon EC2（Elastic Compute Cloud）の費用は、いくつかの要素に基づいて計算される。以下は、主なEC2の費用構成要素。

インスタンスタイプ: 

EC2は様々なインスタンスタイプを提供しており、それぞれ異なる料金が適用される。例えば、t3.micro、m5.large、c5.xlargeなどがあり、それぞれ異なるコンピューティングリソースを提供する。

リージョン: 

EC2インスタンスを起動する地域（リージョン）によっても料金が異なる。リージョンごとに異なるインフラストラクチャコストが発生するためである。

インスタンスの実行時間: 

EC2インスタンスが実際に実行されている時間に対して課金が行われる。インスタンスの起動から停止までの時間が計算される。

リザーブドインスタンス: 

ユーザーが1年または3年の契約期間で特定のインスタンスタイプに対してリザーブドインスタンスを購入すると、通常のオンデマンド価格よりも割引が適用される。

スポットインスタンス: 

スポットインスタンスは、AWSの未使用のリソースを利用するため、通常のオンデマンド価格よりも安価であるが、いつでも利用可能でないことがある。

ストレージ: 

EC2インスタンスには付随するストレージ（ルートボリュームや追加のEBSボリューム）があり、これに対しても料金がかかる。ストレージのタイプや使用量によって料金が異なる。

データ転送: 

インスタンスと他のAWSサービスやインターネットとのデータ転送には料金が発生する。データの送信と受信で異なる料金が適用される。

Elastic Load Balancer (ELB): 

インスタンスの前に配置されるロードバランサーを使用する場合、その利用に関連する料金がかかる。